最終更新日:2025/02/02
▼分類
何亜種かに分けられていますが、分類に関しては混沌としています。
色彩や模様の入り方で大まかに分けた場合、南部にかけて体の後方にあるバンド模様が消失し、黒の面積が増えていく傾向にあるようですが、個体差(または地域差)は多岐にわたり、亜種間での見分けがつかないことも多く、色彩や模様のみで判別することは非常に難しい。
亜種間での違いが明瞭な中米南部や南米北部の個体群(S. p. pullatus)と、メキシコや中米の個体群(S. p. mexicanus)で比較すると、基亜種は体鱗列数が16か18(稀に17)、より小型の頭部と細身の体型、鱗の形状が細長く、特にオスは背中から体側の鱗に強いキールが発達する。mexicanus亜種は体鱗列数が18または19、頭部はより丸みを帯びており、鱗の形状が短い、キールは背中の鱗を除いて弱く、バンドの数が多いなどの違いがあります。
なお、基亜種の中でもエクアドルの西部で見つかった個体群は「Spilotes megalolepis」として区別されています。種として有効なのかは不明ですが、この個体群は体鱗列数が14列しかなく、背側の鱗の最初の列(Paraventral scales)以外の鱗が非常に大きいなどの特徴があります。
ニカラグアからユカタン半島にかけて分布する個体群(S. p. argusiformis)は、網目模様に縦条が入り、非常に特徴的な姿をしていますが、mexicanusとは構造的な類似性があります。かつて中米でmexicanusとともに捕獲されていた「ストライプ」の個体が、本亜種だと思われる。その分布域から見ても分かるように、mexicanusとの交雑種が数多く存在すると云われています。
さらに、ブラジル南東部のサンパウロを中心に分布する個体群(S. p. maculatus)は、同じブラジル南東部に広く分布する個体群(S. p. anomalepis)と区別が付かないとされ、maculatusはanomalepisとして分類されることもあるようです。maculatusは淡黄の背に、黒い横斑が規則的に並んでおり、色彩や模様のうえではanomalepisと明確な違いがありますが、体鱗数などの形態的にはほとんど差異がなく、maculatusはanomalepisの変異/多型と考えられています。両亜種が統合され同亜種になっている以上、その分布域には同所性があるのかもしれませんが、くわしいことは分かりませんでした。
なお現在、maculatusを含むすべての亜種は分類学上「無効」とされており(ITIS)、本種には地域個体群しか存在しません。
-亜種
Spilotes pullatus pullatus
中米南部から南米北部にかけて広く分布する。体色は黒を基調とし、背側には斜めの黄色バンドがある。模様は体の後方で消失しているものと、後方からリング状の模様に変化し、そのまま尾端まで続くものとに分かれる。
Spilotes pullatus mexicanus
メキシコ南部から中米の山岳地帯などに分布する。淡い黄色の背に、体の前方には黒いバンド模様が斜めに入る。体の後方に入る模様は横向きで角度が異なっており、かつ並びがより規則的ではっきりとしたバンド模様をしている。黄色の鱗の先端が黒く染まる。
Spilotes pullatus anomalepis
ブラジル南東部(バイーア~リオグランデ・ド・スル)に分布する。体色は黒を基調とし、背側には不規則に途切れた斜めの黄色バンドがある。模様は体の後方で消失しているものと、後方からリング状の模様に変化し、そのまま尾端まで続くものとに分かれる。
Spilotes pullatus maculatus
ブラジル南東部(サンパウロとその周辺地域(パラナピアカバ/セーハ・ド・マール)に分布する。淡い黄色の背に、黒い準四角形の横斑が規則的に並んでいる。
Spilotes pullatus argusiformis
おもにホンジュラスのカリブ海側に分布する。体には網目状の模様がある。背正中線上には黒で縁取られた黄色のストライプ、背側の4番目と5番目の鱗の間には、黒いストライプが入っている。
▼形態
体鱗列数16-20、腹板数198-241、尾下板数100-138。尾は全長の23-29%程度で、この比率は北の個体群ほど大きい傾向があります。頭部は比較的小型で、体は側扁し、腹板には側稜(クライミングキール)が発達する。
体には黒と黄系統色で形成された横縞がある。模様は多様で地域差もあり、独特の斑点模様や条線を有した個体も存在する。トリニダード・トバゴに分布する個体群は、体色が限りなく黒に傾向している。
-性的二型
大型個体はオスであることが多いですが、平均で見ると雌雄に顕著な体長の差はないとも云われています。オスは大型のもので全長265cm、メスは229cmに達し、尾の比率はオスのほうが僅かに長い。
▼生態
樹上性傾向の強い昼行性の蛇で、標高2600m近くまでの低地から山岳の森林地帯、洞窟、農村部などの人里付近に至るまでと広い範囲で活動し(個体数がもっとも多いのは低地の水域に近い場所とされる)、ネズミやコウモリといった小型哺乳類、鳥類とその卵、トカゲ、カエル、小型の蛇、ナメクジ?など、幅広い食性を持っています。ひときわ環境破壊に弱いとされる樹上性種の中でも強い種で、たとえばキロニウススネーク(Chironius)などと比較すると、より開発が進んだ環境にも適応することができます。人を除いた天敵はダニや線虫といった寄生虫をはじめ、オオクロノスリ(Buteogallus urubitinga)による捕食例があります。
中南米に広く分布するクリボー(インディゴスネーク)は、体も大きく蛇食性があり、タイガーラットにとって最大の天敵にも思えますが、実際に捕食していることを示すデータはありません。メキシコでは、ブラックテールクリボー(Drymarchon melanurus)が本種に対して捕食を試みた例がありますが、消費過程で発見されるも途中で吐き戻していたり、ほかの例では獲物に逃げられていたりと、狩りや消費を記録するには至っていません。また、ムスラーナ(Clelia clelia)に捕食されていた例があり、自身より長い本種の大部分を呑んだといいます。
▼飼育
基底温度25-28℃、夜温23-25℃、ホットスポット30-34℃。1日12時間ほど照明をあてて明暗のサイクルをつけると、蛇の生活のリズムが整い、環境に落ちつきやすくなります。
ケージは通気性が良く、広くて高さのあるもので、樹上性傾向の強い蛇の飼育に準じますが、単に飼うだけなら大型の衣装ケースなどでも可能です(繁殖は不可能)。ケージに充分なスペースがあり、蛇が自身で好きな場所を選べるような環境では、狭いシェルターの中よりも広々とした空間の中に身を置くことを好みます。これは、当然蛇がむき出しの状態を好むわけではなく、たとえば樹冠や倒木などの陰に身を置き、そこから周囲を見わたしているようなイメージです。本種はより視覚的に周囲を認識しているとされ、常にケージ内から動くものを目で追う。人の存在や環境に慣れていない個体では喉元を膨らませ、尾を激しく打ちつけて威嚇し、この防衛行動は長期的に続くことがあります。
蒸れには非常に弱く、床材が常に湿っているような環境も嫌う傾向があり、こうした場所に長く留まることはほとんどありません。そのため、立ち上げ時など狭いケースで管理する場合は注意が必要で、脱皮前に加水しすぎたり、蛇が水入れをひっくり返した場合に、強引に脱出を試みることがあります。本種は体も硬く柔軟性に欠くことや、細身ながら力も強いため、こうした環境では短期間であっても、自身の力で思わぬケガを負うことがあります。前述したように、本来は広々とした空間を好む蛇であり、最終的には大型のケージで飼育するのが基本となります。
-給餌
より小さな餌を好みます。頸の鱗も比較的大きく、これは大きな餌を呑むのに適していません。そのため、一度に大きな餌を与えるのではなく、複数の小さな餌を与えるのが無難です。
自然下では体重の3-5%の餌を食べている個体がもっとも多く、体重の15-30%の餌を食べると、吐き戻しや死亡率が高くなるというデータがあります。幸い餌食いは良い蛇で、飼育下ではマウス、ラット、ヒヨコ、ヒナウズラなど、特に選り好みもせず食べます。WCでは飼育開始時のみ、消化器系が弱っていることもあるため、最初は少なめに餌を与え、様子を見たほうが良いでしょう。
成長しきった成蛇であれば、一度の給餌でアダルトマウスを2-3匹は与えられますが、できれば餌の量にとらわれず、本種本来の体型が崩れないよう、維持するような感じで与えるとうまくいきます。また、WCの場合は一度痩せると体重を戻すのに時間を要することもあるため、餌の量とそれに伴う体重の増減には、常に気を配
るようにします。参考までに、過去入手したWCの体重は856-1164gでした。どの個体も200-220cmほどでしたが、WCのわりには意外と重い印象を受けるので、自然下ではコンスタントに餌を獲っていたのだと思います。一方で、メスのほうが拒食になりやすいというのは、念頭に置いておいたほうが良いかもしれません。多くの蛇ではこの逆であることが多いのですが、本種に関してはオスはメスよりも餌食いが良く、基本的に年間を通して食欲が落ちません。
▼繁殖
本種は長らく一緒に飼育された雌雄での繁殖成功率が高いようです。そのため、スペースさえあれば生涯「ペア飼育」が可能とされていますが、メスの産後の体力回復時などを含め、緊急時に個別に管理できる場所を用意しておくと良いでしょう。
ケージには枝やコルクを組んで雌雄が落ちつける場所を作り、そこで1日の大半を一緒に過ごすようになると、あとは時間の問題といえます。
-繁殖に用いる雌雄
メスは全長200cm以上、900g程度まで育っていれば充分繁殖が可能です(持ち腹個体や文献などを見る限り、自然下のメスの多くは、これより小さいサイズで卵を産んでいます)。経験上、メスは成長の早い個体で生後2年半ですでに生殖能力があり、どちらかというと年齢よりも大きさのほうが重要です。
問題はオスで、オスはメスよりも性成熟までに時間を要する可能性が高く、最低でも生後3-4年は必要です。
本種は自然下で「コンバットダンス」をしますが、このコンバットに参加できるような個体でないと、おそらく繁殖にも参加しません。要は完全にオスになっている必要があり、ある程度の大きさは勿論のこと、年齢も重要なファクターになっていると思われる。極端な話、生後1-2年程度の非常に若いオスは、まずメスに関心を示しません。特に本種においては、一目でオスと分かるような立派な体格をしたものが、もっとも繁殖に適しており、理想は5歳以上のオスではないかと思います。
-交尾
発情は10月から翌4月ごろまでの間に起こり、寒い季節であることが多く、年間を通してほとんど温度変化をつけずに飼育していたとしても、季節の変化を感じとっているようです。交尾はメスが移動したとき、その動きにオスが誘発されるかたちで起こることが多く、たいていは2-4日程度の間隔を空け、継続的に行われます。しかしながら本種は、求愛行動をとる時間が限定的であることや、メスが容易にはオスを受け入れないため、実際に交尾まで至らないことも多々あります。
たとえば交尾のタイミングが合わず、メスが一定時間オスを拒んだりすると、オスはわりと早い段階で追尾するのをやめてしまうことも多く、最低でもその日1日は交尾を試みようとはしません。普通はオスが盛ってさえいれば、それなりの確率で交尾は見られるものですが、本種の場合、メスの発情の度合いがより重要なのかもしれません。いざ交尾の体勢に入ってからも気が抜けず、一見交尾をしているようで、実はしていないこともざらにあります。あくまでも飼育下での比較ですが、コーンスネークなどのナミヘビに比べると、本種は繁殖力がやや低いと感じることが多いです(一説には、樹上性種は繁殖力が低い)。
自然下では、発情期にメスの体から分泌されるフェロモンによってオスを惹き付け、そんな雌雄が出合えば、すぐ交尾に至るはずです。飼育下では「雌雄の発情のタイミング」を合わせるのが難しく、ペア飼育でひたすら時がくるのを待つしかありません。逆に言うと、発情のタイミングさえ合っていれば、長期的なペア飼育の必要はなく、ペアリング後すぐに交尾が見られます。
交尾時間は30-60分ほどで、一部始終を見た限りでは、朝の6時に照明がついてから15分ほどでオスの追尾が始まり、交尾成立から終了までは6:47-7:35までの約50分でした。ちなみに交尾時間の過去最長は65分、最短は26分ほどでしたが、今まで数時間にわたって交尾が続いているのは見たことがありません。飼育環境にもよると思いますが、一連の求愛や交尾行動をとる時間帯は、1日のうちでだいたい決まっているようです。
・ペア飼育
10月ぐらいから自然に発情することがあります。こちらの環境では、交尾がすぐ行われることは稀で、何日かオスの求愛だけが続く。そこから一度でも交尾が成立すると、それ以降は間隔を空けて複数回の交尾が見られる。交尾を3-4回確認し、発情が見られなくなってきたら、念のため雌雄を分けるようにしています。
・雌雄の分離
雌雄はメスの妊娠~産卵~1ヵ月程度の体力回復期間を含めて、約3ヵ月はそれぞれ単独飼育にしています。そのあとまたペア飼育に戻すと、結構な確率で再び発情します。これが、雌雄の一時的な分離により発情したのかまでは分かりませんが、シーズン中に発情が見られないときは、雌雄を一定期間(1ヵ月~)だけ離してみると、うまくいくことがあります。その際に飼育温度を僅かに下げると、より効果的です。
-妊娠/産卵
妊娠期間は40-60日程度。一度に5-14個、平均8個の卵を産みます。
産卵時期には幅があり、実に半年もの月で卵を産む可能性があります。卵はシーズン中に最大2回まで採ることが可能ですが、クラッチ間に交尾を挟まなくても次のクラッチを産めるのかは不明です。第1クラッチのあとに、もう一度交尾が確認できると高確率で2クラッチしますが、これまでのところ、交尾を挟まずに複数クラッチしたことはありません。
基本的に卵はケージの底面に設置されたシェルターなどで産みますが、底面ヒーターの上や大きめの水入れなどに産んでしまう可能性もあるため、飼育環境によっては何らかの対策が必要かもしれません。さらに樹上性傾向の強い蛇は、鉢植えや筒型のコルク樹皮の内部など、思わぬ場所に産むことがあります。本種では聞いたことがありませんが、飼育下では何が起こるか分からないので、なるべく障害になりそうなものは取り除くようにします。
卵は産卵前脱皮から10-14日ほどで産むのが普通ですが、脱皮後7-8日にかけて8個の有精卵(295g)を産んだことがあります。また、第1クラッチで楕円形の卵を9個産んだメスが、第2クラッチでは細長い卵を6個産んだこともあり、同一個体であっても卵の形状や個数が変わることもあるようです。
-孵卵
培養基に対して水の比率を1:1で問題なく孵化します。例にもれず継続的な高温と蒸れには注意が必要で、こうした不適切な管理下においては「孵化率の低下」「孵化仔の小型化」「模様の乱れ」「尾曲がり」などが見られます。培養基に卵を半分ほど埋めても孵化するようですが、基本的に本種は産卵の際に卵を埋めないので、通気性と湿度が保たれた環境に「置く」程度にとどめるのが無難だと思います。とはいえ、卵殻の厚さも普通程度で管理もしやすく、とくべつ気を遣う必要もないでしょう。
-孵化
卵は27-29℃の管理で約65日、25-27℃で73-85日、24-26℃で90-120日程度で孵化する。
さまざまな環境に適応しているためか、孵卵温度は幅広くとれるようで、そこまでシビアな印象は受けません。基本的に24-29℃程度であれば孵化するはずですが、以前、24-26℃と低めの温度で管理したところ、102日で孵化しましたが、ほとんどの卵で「死籠り」が発生したことがあります。死亡した仔(画像参照)は最大で49cmの大きさで、個体によっては養分もほぼ吸収しており、孵化まであと一歩のところで力尽きたようでした。
この経験から、本種の卵は27℃を基底として管理するようにしています。ただ、25℃前後で無事に孵化した例はいくつかあるため、こちらでとれた卵の状態が良くなかったのか、または孵卵環境に何らかの問題があったのかもしれません。
・タイガーラットスネークの孵卵温度と孵化期間
()内は孵化率
24-26℃------102日(2/8)
25-27℃------80日(6/6) 81日(7/9) 81日(4/5) 83日(6/6) 84日(7/9) 89日(4/6)
27-29℃------66日(4/4)
-幼蛇
孵化仔の全長は40-55cm程度、体重14-35g。仔のサイズは卵の大きさなどで相当にばらつきがあり、経験上、楕円形の卵からは平均23(15-29)g、より大型で細長い卵からは平均28(20-35)g程度の仔が孵化します。ファーストシェッドは10-14日。
樹上性種にありがちな神経質で怒りやすい面はあるものの、時間経過とともに落ちつくことが多いです。基本的な管理は親個体とほとんど変わりません。成長も早く、最初の1年で120-150cm程度にまで成長します。また、幼いころから多湿にしなくても脱皮不全になり難く、少なくともアジアの蛇よりは高い湿度を必要としません。
気をつけるべき最大のポイントは温度で、幼いころは28℃程度と少し高めの温度で管理したほうが、あきらかに状態が良いです。昼夜の温度変化などで夜間のみ2-3℃下がるぶんには問題ありませんが、継続的に25℃以下など、低めの温度帯での飼育は避けるべきです。死ぬことはないにしても、ときに目に見えて餌食いが悪くなったり、餌の一部が未消化で排泄されるなど、飼育自体が不安定になりやすいです。
・餌付け
餌付きは比較的良いほうですが、最初からすべての幼蛇がピンクマウスを食べることもあれば、半分も食べなかったこともあります。なお餌を与える際は、直接ピンセットで餌を与えると怖がって逃げるので、慣れるまでは置き餌が基本となります。
自力で食べない個体はもう1週間ほど放っておく、または数回の強制給餌を経てから餌付くこともあります。本種は獲物に巻きつくことは滅多にありませんが、長さのあるピンセットや鉗子などで餌を挟み、その餌で拒食している個体の胴体部分を軽く押すように刺激することで、自身の体で餌を押さえ付け、そのままあっさり食べる場合もあります。
個人的には2-3回自力で食べなければ早めに強制給餌してしまい、あとは途中で何度か置き餌を試すという方法で良いかと思います。大半は3ヵ月以内には自力で食べるようになりますが、なかには8ヵ月近く強制していた個体も居ました。強制給餌でも普通に成長はするため、このときも結構な長さに育っており、最終的には一度にピンクMを3匹強制していましたが、ようやく置き餌で食べるようになりました。
基本的に一度でも自力で食べた個体が拒食することは滅多になく、成長の早いものでは生後6ヵ月もたつと、ホッパー~アダルトMぐらいの大きな餌を呑めるようになります。給餌の項でも触れたように、一回り小さな餌を与えるほうが本種にとって安全なため、餌をサイズアップする際には細心の注意を払いましょう。
参考文献
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・Marques et al., 2014. Ecology of the Colubrid Snake Spilotes pullatus from the Atlantic Forest of Southeastern Brazil. Herpetologica 70: 407–416.
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・Rojas-Montoya et al., 2021. Catálogo de Anfibios y Reptiles de Colombia. 7(2): 90-98.